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学校紹介

いのち・平和・環境。~創立者の願い~

ヴォーリズ学園は、ウィリアム・メレル・ヴォーリズとその妻、一柳満喜子により1922年に創立されました。創立者は、建学の精神にキリスト教主義を据え、聖書の「隣人愛」に基づく、一人ひとりの生徒を大切にする教育を目指しました。

また、「イエス・キリストを模範とする人間教育」という教育目標を掲げ、社会に奉仕する教養豊かな人物の育成を志しました。

私たちは、この建学の精神と創立者の教育目標を受け継いでいます。現在は、「地の塩・世の光」という聖書の言葉を学園訓に定め、一人ひとりの存在を尊重する教育環境を整えるとともに、社会に貢献できる人物の育成に力を注いでいます。

創立者 ウィリアム・メレル・ヴォーリズ、一柳満喜子 創立者 ウィリアム・メレル・ヴォーリズ、一柳満喜子

のびのびと そして 活き活きと
―環境を活かした「いのちを大切にする心の教育」

校長 小森康三 校長 小森康三

1947年の開校以来70年、創立者ヴォーリズ、満喜子夫妻のあつい思いを継承して、近江兄弟社小学校は「よく見る目、よく聞く耳、よく考える頭、よく働く手足」をスクールモットーとして歩んできました。

2014年4月には念願の浅小井キャンパスに移転。新たな歴史を刻み始めました。旧滋賀県立近江八幡養護学校をリフォームした校舎は、平屋建て、全面バリアフリーで、ラムサール条約登録地「西の湖」に隣接し、安土城址に近い自然環境と歴史豊かな場所に位置しています。その環境の下、さまざまな体験学習を通して、のびのびとそして活き活きとした子どもの育成をめざします。また、異学年との交流活動を行う「ホーム制」を取り入れ、学び合いを通して心のつながり、思いやりを培っていきます。

本校の教育の3つの柱である「人間教育、国際人教育、基礎学力の充実」はもちろん、環境教育、併設中学校、高等学校との連携教育にも積極的に取り組みます。そして地域のみなさんとの連携を深め、人とのつながりを大切にしていきます。

ホームは心のふるさと学び合いのベースです。

教育の実験場として創立者一柳満喜子が祈りをもって学園を開設した時に、一番意識したのは、ヴォーリズが育った小さな町の自然に囲まれた小学校でした。そこでは、だれもが家族のようにアットホームな関係の中で大自然に囲まれて、自主的に学び合う空間だったのです。
近江兄弟社小学校の教育は、そんな創立者の思いを大切に、全校縦割りのいろいろな活動とともに、浅小井移転を機に、低学年・中学年・高学年をそれぞれひとくくりとしたホーム制で学び合いを広げ、深めます。
具体的には、教科による交流授業やホーム礼拝、ホーム単位の取り組みなど、インプットのみの教育に終始しない、表現をすること、アウトプットすること、聞き合うことを大切にします。
これらのホーム実践の積み重ねが、新たなファミリー・家族意識につながることを確信します。

木の机

びわ湖材(地産地消)で作った木の学習机と椅子を6年間使用します。木のぬくもりを感じながら、6年間愛着を持って使用することで、自分の物だけでなく、友達の物も大切にする心、また、人の気持ちやいのちを大切にする心を養います。
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