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2015/12/30
蛇砂川岸 生き物調査

兄弟社村ビオトープだより 2015年12月17日発行 ヴォーリズ学園ビオトープ委員会

12月10日(木)、兄弟社小学校12名と引率教師2名で小学校(浅小井校地)横の蛇砂川沿いに往復約2km歩きながら冬の野外観察をしました。

出発前に野外観察の注意として「鳥や魚を驚かせない」「大声でしゃべらない」「集団として行動する」「交通安全に注意する」などの約束をしました。

真冬にもかかわらず、セイタカアワダチソウやアメリカセンダングザ(通称:ヒッツキ虫)、セイヨウタンポポなどが花を付けていました。これらは、地球温暖化の影響と考えられます。また、その多くは外来種の帰化植物で、日本古来の在来種の環境が乱されてきているようです。

川辺には、アオサギやシラサギが止まっていました。数百羽のスズメが電線に留まってさえずりをし、川の水面には渡り鳥のバンが6羽ほど確認できました。川の中にはタモロコやコウライニゴイ(体長数十cm)と思われる魚も見られました。水面には魚が飛び跳ねる様子も数多く観察でき、蛇砂川は魚と鳥たちの生態系を支える豊かな自然をもっていることが確認できました。

多くの動植物が活動を休止する冬ですが、意外にも、豊かな自然が観察できました。小学校の周辺のこのような自然環境をいつまでも守っていきたいと思います。               (文責:教育顧問 永島鉄雄)

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