「世の光」14号の校長の文章(一部略)
今月の聖句
1月の聖句は「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる」という、ルカの福音書11章の9節です。
突然起こったこと
今月の聖句から思い出したことがあります。
わたしは、中学校の2年生の夏に突然身体がだるくなって、すぐ横になるほど体調を崩しました。お医者さんに行くと、腎臓が悪くなっているので、食べ物を制限し、運動をしないこと。安静にしていなさい、と言われました。
だから、2学期は学校に行けませんでした。3学期になって、学校に行ってみると成績はぐーんと下がっているし、体育の授業は見学。つらい学校生活が始まりました。それでも、毎日ともだちと会える、あまり好きでないはずの授業を受けられることがうれしい、学校ってこんなに楽しい所だったのか、と思いました。
求めて与えられた
当たり前だと思っていたそれまでの学校生活、病気になってから、早く元気になって学校に行きたいな、そう願って、学校に行けるようになったこと、そのいずれもが神さまから与えられていたのです。
結局、体育の授業を受けられるようになったのは高校の3年生からで、それまでの4年間は見学でした。どうすれば、体育ができるようになった喜びを活かすことができるのか、そう考えて、大学に入って、4年間ラグビーをやりました。
五郎丸選手のように上手にはなれなかったけれど、「探しなさい。そうすれば、見つかる」という聖句のとおり、たくさんの宝物が見つかりました。