「これから、合同礼拝を始めます。黙祷♪」

毎週月曜日の朝、会場に張りのある澄み切った高学年の子どもの声が響き、近江兄弟社小学校が動き始める。

讃美歌を歌い、聖書の言葉や先生のメッセージに耳を傾け、祈りを共にささげ神様に感謝する。

心も体も整えられ、豊かな学びという恵みを与えられる日々。

目を閉じると、いつでも思い浮かびます。

子ども達のキラキラした笑顔、行き交う話し声、懸命に取り組む姿、輝き。そして慣れ親しんだ校舎の風景。

「近江兄弟社小学校」

嬉しい時も悔しい時も、どんなときでも、子ども達をあたたかく迎え入れ、優しく見守り、健やかに成長させてくれました。

幕を閉じることは、本当に残念でなりませんが、子ども達をたくさんの愛で包んでくれた近江兄弟社小学校に、心から敬意を表します。

どうか、子ども達の心の中で、いつでも、いつまでも帰ることができるホームでありますように。

2023年3月31日

近江兄弟社小学校は76年の歴史に幕を閉じました。

永きにわたり、近江兄弟社小学校を愛し、心を寄せてくださった全ての方々に、心から感謝申し上げます。