学園

いのちの光

2018/05/14
いのちの光 『地の塩・世の光ー学園訓に学ぶ』

 

学園牧師・高等学校宗教主任 浅居 正信

「あなたがたは地の塩である。あなたがたは世の光である。」(マタイによる福音書5:13~14)

今月のテーマは「学園訓に学ぶ」です。マタイによる福音書5章には「あなたがたは地の塩である。あなたがたは世の光である」と記しています。これはイエス・キリストの宣言の言葉です。勧めの言葉ではありません。命令でもありません。「あなたがたは地の塩になりなさい。あなたがたは世の光になりなさい」と言っておられるのではありません。イエス・キリストが私たちに対して宣言されるのです。「あなたがたは地の塩である。あなたがたは世の光である」と。

昨年、天に召された道城学園長・学園牧師が、『「いのち」輝かせて』の著書のなかで「塩の働き」について述べています。

1.食べ物を保存するために用いられました。防腐剤の役割です。

2.味付けに用いられました。塩味を浸透させうまみを引き出すことです。

3.清めのために用いられました。除菌・殺菌・浄化作用です。

社会が自分に何をしてくれるかではなく、自分が社会のために何ができるかが問われてきます。自分の才能・賜物、神さまから与えられているすべての良きものを社会の発展、向上、繁栄のために用いて、人間味豊かな社会を形成する使命がわたしたちにはあるのです。」と述べています。

私たちがどのような者であれ、決して意味のない存在ではないということです。私たちがこの地上に置かれているのには神の目的があり意図がある。神は目的をもって「地の塩」として、私たちに命を与え、神は目的をもって「世の光」として、私たちをこの世の中に灯されたのです。

あなたがたひとりひとりが塩のようにかけがえのない存在であるからこそ、光のように輝けるのではないのでしょうか。自分の存在が認められていること、命を与えられ生かされていることは、自分自身を生かし、生き生きと生きる力となっていくのです。そしてそのことが世の光として照り輝く存在として生きることにつながるのです。私たちそれぞれに与えられた「塩」としての働き、「光」としての働きを行いましょう。

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花の日礼拝

高等学校 5月 30日(水) 午前中  近江八幡文化会館大ホール

中学校  5月 31日(木) 午前中  ヴォーリズ平和礼拝堂

当日には花を持ってきてください。花は日頃お世話になっているところにお届けします。

※小学校、エデュ・ケア―センター(「ひかり園」「もりの風」「そらの鳥」)は6月に予定されています。

「使用済み切手回収」運動と「1日1円献金」運動

使用済み切手は「花の日礼拝」「クリスマス」の行事に合わせて年2回の集約をします。家庭に届いた郵便物に貼ってある切手を1枚でも集めましょう。この切手は「日本キリスト教海外医療協力会」(JOCS)を通して換金され海外の医療活動として薬代や、派遣スタッフの支援に生かされます。

また、自分のお小遣いの中から「1日1円」の献金をしましょう。この地球上には飢えで苦しんでいる子どもたちや学校に行きたくても行けない子ども人たちがたくさんいます。この運動はその人たちのことを覚えて始まりました。たとえ小さな行為であっても協力すれば、大きな力となり、人のつながりとなり、世界の平和の一助となります。こころをこめて。よろしくお願いします。

 

 

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