9月5日(木)夏休みの間、オーストラリアのタスマニアにある姉妹校St.Patrick’s Collegeに留学をしていた2名の生徒が帰国し、報告会を行いました。約6週間の留学での経験談や、留学を通して学んだことなどを発表してくれました。
■Kさん(ICC 2年生)
留学を経験して、視野を広く持つこと大切さや、思いやりを持って人と接することの大切さを学びました。迷惑をかけることもたくさんありましたが、みなさんが嫌な顔をすることもなく、大きな気持ちで私と接してくれました。私も他の人に気遣いができて、思いやりを持てる人間になりたいと思いました。また、英語は、話したい、伝えたい!と熱意を持ってコミュニケーションすることが大切だと学びました。文化や習慣の違いに戸惑うことや、大変なこともありましたが、それ以上に得るものが多かった6週間でした。
留学へ行く前の決意表明で「この留学を通して平和の使者になる」と言いました。ホストファミリーや友だちに、日本のこと、日本の良さを伝え、みんなもタスマニアのことを教えてくれました。お互いの国を知り、関係を築き、絆を作ることができました。きっと、私が経験したように、外国に行き人の輪を繋げていくことが、平和への第一歩になるのではないかと思いました。この経験を私の人生の糧にし、今後は色々なことに挑戦し、努力をし、勉強していきたいと思います。
■Tさん(ICC 1年生)
僕は、初対面の人と話すことは苦手だったのですが、生徒たちが気軽に話しかけてきてくれたことで、恥ずかしがって話づらくするよりも、オープンにフレンドリーに話かけたほうが好印象であるということがわかりました。また、参加できる活動には、前向きに参加し、そこで自分ができる最大限のことをするように行動しました。すると生徒たちが、どんどん挨拶してくれたり、話かけてくれるようになりました。知らない場所で自分を受け入れてもらうには、自分がオープンになり、ポジティブでいることが大切だということを学びました。ホームステイでは、家族が一日の出来事をいつも楽しそうに話しており、団欒の時間をとても大切にしていました。僕はそれまで家族との会話や時間をあまり大切に思っていませんでしたが、ホストファミリーと一緒に生活をして、家族との時間の大切さ、そして当たり前のように思っていた家族の存在の大切さに気付くことができました。英語は、初めは予想以上に全くできず、悔しく思うこともありましたが、時間が経つにつれ、質問に対して“yes”だけで終わるのではなく、何か一言付け足すことができるようになっていました。少しずつ会話ができるようになったことは、自分の自信にもなりました。
留学は単に英語力をつけたり、他国の文化の違いを学んだりするものだと思っていましたが、実際はそれに加えて、これまで自分が気づかなかったことへの再発見や新しい学びがありました。そして、それらは自分を大きく成長させるものであるということがわかりました。留学に行って本当に良かったと満足しています。