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2017/07/20
平和礼拝

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7月20日(木)、午前8時40分よりヴォーリズ平和礼拝堂で「平和礼拝」を持ちました。堀尾さんの奏楽のもと心を静めて礼拝がスタートしました。伴奏委員会によるハンドベル演奏「主よ人の望みの喜びよ」のあと、7月の讃美歌Ⅱ編の70番「幾千万の母たちの」を全員で歌いました。再び、伴奏委員会によるハンドベル演奏「春」があり、山路くんの聖書朗読、吉田くんのお祈りに引き続き、映画「GAMA-月桃の花-」を鑑賞しました。

上映が終わったあと、宗教委員長の西口くんによる「平和アピール」がありました。heiwareihai2

《平和アピール》

私たちは普段、自分たちの日常についてあまり考えることは少ないと思います。何故なら私たちにとって、それは当たり前のことだからです。朝学校に行き、授業を受け、家に帰り、ご飯を食べる。こんな日常が今ここにいる私たちにとっては当たり前のことだと思います。私もその一人です。しかし、この世界にはそんな日常が当たり前ではない人もたくさんいることは、皆さんも知っていると思います。そんな時、私たちは自分達の世界における立場を考えたり、世界平和について考えることがあるでしょうか?恐らく、あまり考えないと思います。

私事ですが、私は小学校高学年のころから教科の中で、歴史が一番好きでした。今でも大好きなのですが、その中で本を読んだり、自分で調べてみたりしていくうちに、あることに気が付きました。それは、歴史上の重要な事件の多くが、戦争に関係があるということです。ここ数十年の歴史を見ると、国家同士の大きな戦争は年々減少しているようです。しかし、かといって、世界から争いが消えたわけではありません。今日でも世界のいたるところで紛争や武力による争いが続いています。近年では各地で起こっているテロなども大きな問題となっていることも、ニュースなどにより伝えられています。しかし、私たちはそんな情報を聞いたとしても、どこか「自分には関わりがない」とか、「他の国のことだから」と、つい目をそむけてしまうことが多いと思います。確かに、現地から遠く離れている私たちに出来ることは限られています。しかし、それでも、何か出来ることはあるはずです。その中で、最も大切なことは、「知る」ことだと思います。

今日は、平和礼拝として、平和のこと、戦争のことについて知る機会がありました。「そんなのなんの役に立つの」と思う人もいると思います。しかし、今まで世界で起こっている出来事や事件を、そして平和について知るということはこれからの人生において大切なことです。この礼拝を通じて、私たちが少しでも平和について考えられたなら凄く喜ばしいことだと私は確信しています。

これから世界が平和に向かっていくことを願いながら・・・

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