近江兄弟社中学校1年生は、この度の新型コロナウィルスについて探求学習をしています。資料として、京都新聞社の今年の半年分、1月1日から6月30日までの朝刊1面記事を利用しています。京都新聞社から近江兄弟社中学校の探究学習に提供していただいています。
NIE教育とは
Newspaper in Educationの略で、教育に新聞を、と訳され、学校などで新聞を教材として活用することを意味します。
インターネットの普及や情報の電子化により新聞以外から情報を得ることが多くなっています。生徒の多くも情報をインターネットを通じて得ることが多くなっています。その反面、新聞や小説などの活字を読むことの有益性が報告されています。
経済協力開発機構(OECD)が、実施している国際学力到達度調査(PISA)2018の報告によると、過去と比較して、日本の子どもたちの読解力が低下しいてることが明らかになりました。その中で、小説や伝記、ルポタージュ、新聞まで幅広く読書をしている生徒の読解力が高いという結果が示されました。
中学校1年生では、iPadと京都新聞を用いての探求学習に取り組んでいます。
生徒たちのiPadには、1月1日から1月31日までの京都新聞の一面を配布しました。1ヶ月分の新聞のコピーを紙で配布することは難しいことですが、iPadがあることで、電子データでの配布が可能となり、資料の提供が容易になりました。
そして、新聞の構成についての学習を経て、新型コロナウィルスがどのように報道されてきたかについて調べ、まとめることに取り組みました。