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2015/03/09
長浜バイオ大学連携授業 「生命倫理」

長浜バイオ大学の三輪正直学長より、「生命倫理」の講演をしていただきました。

長浜バイオ大学の三輪正直学長より、「生命倫理」の講演をしていただきました。


 
3/9(月)、1、2限に高校1年生を対象に、長浜バイオ大学の三輪正直学長より、「生命倫理」の講演をしていただきました。

「考えさせる」ということを大事にした講義で、「命の期限を告知されたら」という題で、①これからの3カ月をあなたはどう過ごすか?②残りの3カ月、周りの人にどうしてほしいか?という二つの問いについて、生徒たちに考えさせる取り組みを行ないました。

各クラスから代表の生徒1名ずつと、教員2名をパネリストとして壇上に上がってもらい、①の問いに関して考えてもらい、パネリストたちの意見を発表してもらいました。次に、②の問いに関しては、4つの選択肢から選び、拍手の大きさで会場全体としてどの意見が多いかを集約しました。

問いの①については、「やり残したことがある」という回答が多く見られました。②では、「普段どおりに接してもらいたい」という回答が多くありました。三輪先生は、残り3ヶ月生きられると思うかもしれないが、交通事故で亡くなってしまう可能性もあるわけで、やりたいことを先延ばしにしてはいけないのではないか、自分の命のある間に自分のミッションをやりきらないと、時間がないかもしれないということを伝えてくれました。

三輪先生は、人間一人ひとりはユニークな存在であるということを、生物学的に説明しました。染色体の組み合わせは単純に計算しても70兆もの組み合わせがあり、世界の人口の1万倍もの組み合わせから1人の人間になります。祖父、祖母から受け継ぐ中で遺伝子の組み換えが起こることを考慮すると、70兆のさらに800万倍もの組み合わせが存在します。さらにどこで組み換えが起こるかが分からないということを考慮すると天文学的な組み合わせになります。

これまでの歴史の上で、同じ人間は誰一人として存在することはできず、少なくとも1兆年は同じ組み合わせはあり得ません。過去にも未来にも同じ組み合わせはあり得ません。だとすると、これまで生きてきたこと、これから生きていくときに自分という人間がユニークな存在であり、自分が何をしていけるのか、自分でなければできないことがあるはずで、それを見出してほしいということを力強く訴えられました。

最後に、金子みすずの「私と小鳥と鈴と」の詩を紹介し、自分のやるべきことを先延ばしにせず生きていって欲しいと締めくくられました。
 
150309-1

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