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2015/05/27
高校1年生「社会と情報」の授業

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高校1年生「社会と情報」の授業では、「情報社会の現実を考える」と題して、スマートフォンやSNSなどの使い方に関して、自分たちで考える授業を行ないました。

「社会と情報」という科目は、他の教科や科目で知識を活用した学びを展開するための基礎的な力(情報活用能力)を身に付けることを目的としており、人と意見を交わし「自分とは違う他者との出会い」の中で自分を見つめる授業に特に力を入れて取り組んでいます。

今年度の初めての取り組みとして、グループで意見を出しあう取り組みを行ないました。

今回は、自分の意見を発表することと、他者の意見に耳を傾けること、自分とは違う意見を自分の中に取り入れることを目的としました。
生徒たちは、自分の意見を他者と共有するということ自体が、あまりやったことのないことのようで、若干の戸惑いも感じながらも、自分の意見が言えたことに喜びを感じ、また、同じテーマでも自分とは違う感じ方や考え方があることを知り、たいへん為になったとのことです。
取り組んだテーマは、次の4つです。

・会話の終わりはいつ?(LINEの会話がいつまでも続く事例)

・メッセージは返信しなければならないか?(LINEで既読が付いたのに返信がない事例)

・悪ふざけで一生を棒に振るのは当たり前?(Twitterで悪ふざけ投稿をして炎上した事例)

・スマホの中の友だちの方が大事?(友だちと一緒にいるのにスマホの画面ばかり見ている事例)

どれも、生徒たちにとっては身近に起こり得る事例を集めました。

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【生徒の感想より】

・1人1人、色々違う意見を持っていておもしろいと思いました。違う人の意見を聞くことで、新しい発見があり、良い実習だと思いました。これからは、色々な問題に対して、他の人の意見もしっかり聞いていきたいと思いました。(G15)

・自分以外の人の意見を聞くことによって、色々な考えを知ることができたので良かった。特に自分の考えとは逆の否定的な人たちの意見を聞くことによって、以前まで考えていたこととは異なる考え方が生まれた。もっと他の教科の授業でも、このようなグループワークをするとたくさんの意見や考え方を知ることができるのではないかと思った。(P14)

・コミュニケーションはとてもいろいろな種類があることを知りました。私達はLINEがあるので、通じ合っているように見えますが、実は形だけで、実際に会ってみなければわからないものもあるのではないかなと思いました。私たちが忘れかけている人と人とのコミュニケーションを改めて問われているのではないだろうかと思いました。(P14)

・今回の実習で改めて人の意見をしっかりと聞くことは大切だなぁと思いました。だからといって、人の意見を聞いているだけではなく、自分の持っている意見を相手と交換し、互いの考えを理解しあえるようになりたい。(I11)

・返信しないと相手に嫌われるとか、返さな悪いと思ってしまうっていう意見が多くてびっくりした。自分のラインに対する感じ方と、みんなのラインに対する感じ方が違った。だから、自分の感じ方だけで返信してたら相手を傷つけてしまうかもしれないと思った。(I11)

・自分の意見を発表することは、周りの人からどう思われるかと少し不安になるが、聞いてくれている周りの人が意見を受け入れ、共感してくれたので発表しやすかった。(A11)

・どれも身近な問題で、起こりそうなものばかりでしたが、テーマ1や2などはその友達と信頼関係が築けていれば不安になることもないと思います。そんな友達を作りたいと思います。(A11)

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