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2021/07/02
学園祭文化の部 「芸術鑑賞会 -つながる!祈りの光コンサート-」

7/1(木)・2(金)、学園祭文化の部としてプロの方々による芸術鑑賞会を行いました。
例年行っている演劇や合唱、模擬店等の取り組みを見送った今年度でしたが、そんな中でもさまざまな文化を肌で感じてもらいたいという願いからこの取り組みが実現しました。

「つながる!祈りの光コンサート」と題して、本学園の礼拝堂で2日間に分けて金管アンサンブルによるクラシック音楽の鑑賞「あぽろんブラスアンサンブル」と「The Osaka Brassters」の2バンドと日本伝統芸能の能楽「吉浪壽晃の会」を鑑賞しました。

感染対策のために全校生徒を4つのグループに分けて、人数を制限して分散鑑賞としました。目の前で繰り広げられるプロフェッショナルの技に生徒たちは魅了され、未知の文化に大いに感化された様子でした。また現在の感染症拡大防止に日々働いてくださっている方々を思い、生徒たちは青色光のサイリウムリングを手首に付けて参加しました。

医療従事者をはじめ社会の為に尽力してくださる方々のことを祈りつつ鑑賞会を行う演出となりました。

~生徒の感想より~
◆能楽とクラシックを鑑賞し終えて、1日目はあぽろんブラスアンサンブルの方たちがクラシックやJーPOP、私たちの校歌を演奏してくれました。初めに演奏してくれたウィリアム・テル序曲は運動会でよく聴く曲で、動物たちが広い草原で競走している情景が頭に浮かび、楽しい気持ちになりました。2日目は、吉浪壽晃 能の会の方たちが「羽衣」を演じてくれました。礼拝堂中に響き渡る笛の凛とした音に驚きながらも天人の舞に引き込まれました。所作の一つ一つが綺麗で目を奪われました。またこういう機会が増えるといいなぁと思います。(3年女子)

◆コロナウイルスが蔓延し始めてもうすでに2年が経ち、娯楽が制限されるようになったことで文化に触れる機会は徐々に少なくなってきたように感じます。そのような中で日本の能楽、海外のクラシックの異なった二つの文化を体感できたことは私たちにとってとても貴重な体験になりました。能楽が持っている美しい笛の音色やテンポの良い地謡の掛け合い、演者の力強い足踏みに躍動感を感じ、クラシックには全体を引っ張るトランペットやトロンボーンとそれを支えるチューバやホルンの奏でるハーモニーに心地良さを感じました。このコンサートは私たちに元気や勇気を与え、それと同時に医療従事者の方々に対する感謝の気持ちを忘れないことを学ぶ良い機会となりました。一刻も早くこの世界からコロナウイルスが収束し、普段通りの生活が戻ってくることを心から願っています。(1年男子)

◆貴重な経験をさせていただけたこと感謝しています。
私は、今まで能楽を身近に感じる機会がなく、鑑賞するのは生まれて初めてでした。正直、自分にとっては遠い世界でしたが、今回、あんなにも近い距離で生の舞台を鑑賞させていただき、教科書の世界ではなく、日本の伝統文化を肌で感じさせていただけたことに感謝しています。まだまだ難しい分野ですが、大変勉強になりました。私が吹奏楽部で担当しているフルートも横笛ですが、あの和楽器の横笛が作る幻想的な世界観が忘れられません。
また、クラッシックステージでは、どの曲もワクワク心が踊りました。中でも校歌の変奏曲が1番印象的でした。手拍子で参加でき、嬉しかったです。
そしてラッキーなことに放課後、演奏者の方々が部活に来て下さいました。一緒に演奏できたこと、大変うれしかったです。
この経験をプラスに繋げ、夏の吹奏楽コンクールで結果を出したいです。(3年女子)

◆僕は能楽では自分よりも歳が下の子が高校生の前で堂々と演じていたことに感動しました。
クラッシック演奏は自分の知っている曲を演奏してくださったのでとても聞いてて楽しかったです。また、どちらも1番前の席から見ていたのですごい迫力がありました。息を吸う音が聞こえて、本当に前にいる人が演じたり、演奏したりしているんだなぁと感動しました。なので、僕は今回の授業でもっと日本の文化について深く知りたいと思いました。そして、他の学校ではなかなか経験することのできないことだと思うので本当に良い経験ができて良かったです。僕は今回の事業でもっと日本の文化について知りたいなと思いました。(2年男子)

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