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2021/11/25
立命館大学デー

11月25日(木)、立命館大学デーが行なわれました。

始めに、立命館大学文学部の遠藤英樹副学部長より、立命館大学の紹介および文学部の紹介をしていただきました。
特に本校が連携協定を締結している文学部について、詳しくお話をいただきました。文学部は、「文学」だけを学ぶ学部ではなく、「文」の学部です。文学部での学びに共通するのは「人間」です。人間の不思議さを言葉(文)を使って掘り下げる人学を学ぶ学部が文学部なのです。遠藤先生は、文学部の学びは役に立つのかと言われることについて、「役に立つ」ことの意味を分かりやすく解説し、文学部で学ぶことの魅力を語りました。

次に、本校の卒業生で、現在産業社会学部4回生の山本芙生さんに、大学で学んでいる社会学についてや、大学の学びの深さや広さについて、自身が進路を決めるに至った経緯などについて語っていただきました。山本さんは、高校時代には将来やりたいことはわからなかったといいます。しかし、それまで自身が地域で取り組んできた活動がつながることを考えて学部を選んだと、自らの経験を語ってくれました。また、山本さんは、大学は多様な場所なので、「文系・理系は、意外と関係ない」ので、広く視野を広げることで自分の行きたい学部を見付けることができると、生徒たちに訴えかけました。

模擬講義では、文学部言語コミュニケーション学域の北出慶子教授より、「日本人は”polite”なのか?—異文化間コミュニケーションへの招待—」と題してお話しをしていただきました。”polite”は、「配慮、気遣い、思いやり」などと役される単語です。よく 、日本人は親切だ、丁寧だなどといわれることがありますが、そのことが本当なのかということを、コミュニケーション理論をもとに、生徒たちに手を挙げてもらう質問を繰り返すことで生徒たちの関心を引きながら、分かりやすく説明をしてくれました。結局のところ、どの文化にも他者に対して「配慮して欲しい」「配慮してあげたい」という考えはあるものの、配慮の方法が文化によって違うだけなのだということをお話しいただきました。

 

参加した生徒たちからは、
・大学紹介や卒業生のスピーチを話を聞いて立命館大学への興味が湧きました。
・分かりやすい説明で関心が持てました。勉強だけやって真面目な人だけが集まっていそうだなと思いながら聞いていたのですが、楽しそうでした。自分の視野が広がりました。
・理系の私ですが、文学部も学びたいと思いました。そして、卒業生のスピーチでは、学部に対する、視野を広げることができました。
・講義の内容で、日本人はなぜ丁寧だとか言われているんだろうと思っていたのでそれが配慮の仕方の違いからだと知って興味深かった。
・卒業生の話を聞いて大学選びには好き事・興味のある事に選択するといいことが分かりました。自分では縛られている感がしたので自分が大学を選ぶ前にこのような話が聞けて良かったです。
などの感想が寄せられました。

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