11/16(水)、3年生政治経済の授業で『平和学』に取り組んでいます。そこで、昨日、立命館大学に在学中のウクライナ人留学生、フランス人留学生に来ていただき講演会をしていただきました。
1時間目には、ウクライナ人留学生から見たロシアによるウクライナ侵攻、フランス人留学生の見方についてお聞きし、また、日本や中国がどのように報道しているのかを見比べました。多角的な情報に接するときのリテラシーを中心に、今起こっていることに迫りました。
2時間目には、1時間目の講義の聞いて、班ごとに分かれて、質問事項を考えました。
生徒たちは日常生活から直接戦争に関わることまでの幅広い質問を考えることができました。
3時間目には、2時間目に考えた質問について、それぞれの留学生に答えていただき、当事者としてのお話をしてくださり、理解を深めることができました。その後、各自に与えられたお題について解決策を考えグループで発表し合いました。
お題は「最前線で戦う戦士に憲法第9条や武器輸出制限のある日本が今回の戦争の解決に何かできるか(戦争を終わらせる目的で)」
「国家としてウクライナ市民に何ができるか」
「日本にいながら一市民として何ができるか」でした。
日本から遠く離れたウクライナで「今」起きている戦争が、決して遠い存在ではなく身近な存在であることを再認識をすることができました。ヴォーリズ先生は「世界平和」を祈り求めていました。また、満喜子先生も、「外国に侵入してむさぼる人は世界の平和を破る。しかし、外国へ行って友を作り、その土地をうるおすことのできる人、これは世界人類をつなぐ平和の使者なのである。」と教育随想に記しています。
私たちは創立者の精神を受け継ぐ者として、「いのちを大切にする」ことを最優先し、『平和の使者』として、私たちにできる小さなことから行動していきたいと感じました。