3つの「シンカ」
〈進化・深化・新化〉

近江兄弟社高等学校の
教育改革スタート

近江兄弟社高等学校では「Future2025」のスローガンのもと、教育内容・施設・制度などをアップデートします。2025年度は3つの「シンカ」〈進化・深化・新化〉に取り組みます。

探究学習プログラムの進化

クラスごとの目標に即した
「探究科」の創設と、探究活動を
指導する専門スタッフの配置

これまでの全学的取り組み・総合的な探究の時間「ヴォーリーズ・アワー」を進化させ、ICC、ASC、GLC、HNC各クラス独自の目標に合わせた「探究科」を創設します。
探究科専属のスタッフを配置し、探究活動の内容や指導のレベルアップをはかり、生徒たちの探究力の向上を目指します。

各クラスの取り組み

ICC

語学の学習を通じて、日本と異国の文化や社会の差異に気づき、自分なりの探究テーマを設定します。探究活動を通じて、確かな言語運用能力を育成します。多様性(Diversity)あふれる環境で、視野の広さと深さを併せ持つ国際人となる基礎を築きます。

ICC探究とICCでの授業の相関イメージ
ICC探究とICCでの授業の相関イメージ

ASC

ASL(アーツサイエンス・リーダーシップ)の授業では、探究を行うためのスキルを養うことができます。
世界では、さまざまな対立によって平和がおびやかされ続けています。このような対立を解決するには、お互いが我慢せずに納得して受け入れられる、常識を超えるようなアイデアが必要です。発想の豊かな人こそ「平和の使者」となれるのです。
ASLの授業では、相手の意見をしっかり「聞く」、そのうえで自分の意見をしっかり「伝える」ことを繰り返します。そのうえで、アイデアを出し尽くす(拡散思考)→みんなが納得する形に絞り込む(収束思考)→活動を振り返る(メタ認知)という課題解決型の探究スキルが深められ、その成果を『研修旅行論文』『卒業論文』にまとめています。
このようにして、平和を生み出し社会に貢献する力を高めています。

  • ASC
  • ASC

GLC

“みらい探究”とは
「夢を自分の言葉で語ることができる人を育てる」授業です

創立者・ヴォーリズは、単身アメリカから日本を訪れ、たくさんの事業を成功に導きました。なぜ、そのようなことができたのでしょうか?もし、あなたが同じような状況になった時、あなたならどうしますか?

  • あなたが社会人として活躍する頃、世界は、日本はどのように変化しているでしょうか?
  • そして、あなた自身はどのように変化していたいですか?
  • 今、進行している戦争・紛争は終わっているでしょうか?
  • 貧困で困っている人は減っているでしょうか?
  • 地球規模の環境問題は少しでも改善しているでしょうか?
  • ジェンダーの問題は解消しているでしょうか?
  • やりがいをもって働けているでしょうか?
  • あなた自身、そしてあなたの周りの人は、笑顔で自分らしく生きられているでしょうか?

みらい探究では、これからの時代「自分らしく、ワクワクを大切に生きることができる人」になれるように、言い換えると「夢を自分の言葉で語ることができる人」になれることをコンセプトに学びの場をつくっていきます。カラダを動かし、ココロを動かし、そこで生まれた思いを言葉にしていくことを大切に授業を展開していきます。仲間とつながり、自分自身と向き合うことができる、そんな時間になればと考えています。

  • GLC
  • GLC

HNC

安心・適応から始める探究
安心・適応から始める探究

SELとは…社会性と情動の学習のことです。自己の捉え方と他者との関わり方を基礎とした社会性に関するスキル、態度、価値観を身につける学習です。探究において必要となる「自分らしさ」と他者からの学ぶ「多面的な視点」を養うために探究の基礎として取り入れます。

楽しいから探究したくなる
プレイフルな学びで動機づけ
考えるって楽しいを再認識
SELから心理的安全を得る
自己調整学習から自身に適した学び方を得る
クラスメイトと一緒に時には
学外や海外とも
多様性がもたらす柔軟性を知る
多様性ある社会だからこそ価値がある
他者と一緒につくり自分らしさ
を活かした貢献の仕方を経験
真剣につくると将来したいことが見えてくる
必要な知識を追加し再構築
創ることで学ぶ
自創:SELF-CREATION
  • 自己理解
  • 協同
  • SEL(社会性と情動の学び)
  • 自己調整学習
  • 役割
共創:CO-CREATION
  • アセスメント・分析
  • 使命
  • 多様性
  • PBL
再創:RE-CREATION
  • 100年時代の生き方
  • 進路実現
  • レジリエンス
  • 自由度の高い課題設定
  • 自由度の高い表現方法

国際人教育の深化

カリフォルニア州マーセッド・カレッジと
留学プログラムや指定校推薦を含む
包括的な連携協定を締結

2024年度、新たにアメリカ・カリフォルニア州にあるマーセッド・カレッジと包括的な中高大連携協定を締結しました。この協定はマーセッド・カレッジへの指定校推薦制度を含んでおり、本校卒業後に相手校へ進学して2年間学び、その後、現地のカリフォルニア大学への編入や日本の4年制大学への編入にチャレンジすることもできます。

  • マーセッド・カレッジ

マーセッド・カレッジ進学
を含む流れ(例)

中学生対象

  1. 短期留学
  2. 本校進学
    国際コミュニケーションクラス
    (ICC)推奨
  3. 海外進学マーセッド・カレッジ2年
  4. UCマーセッド等へさらに2年
    または日本の4年制大学へ

高校生対象

  1. GEP(Global Elite Program)参加
  2. 海外進学マーセッド・カレッジ2年
  3. UCマーセッド等へさらに2年
    または日本の4年制大学へ

マーセッドカレッジ卒業後の進路

  • マーセッドカレッジ卒業後の進路

米国大学入学への橋渡し

7月または3月にGEP(Global Elite Program)に1週間参加。カレッジ内で授業を受けたり、キャンパス内を見学したりして、海外で学ぶことの実感を得ます。
(Y.E.S.が運営サポート)

カレッジ卒業後、8週間または15週間の集中プログラムに参加(夏前)。参加期間はTOEFLのスコアによって決まります。

DXハイスクールで新化

文部科学省が
「探究型の学びと理系・情報系の
学びが充実する学校」として指定。
今年度中に「Digital Lab」を整備

2024年、本校は文部科学省の高等学校DX加速化推進事業「DXハイスクール」に指定されました。この事業は、高校段階におけるデジタル人材の育成を強化するため、「情報Ⅱ」など情報・数学などの教育を重視するカリキュラムを設置し、ICTを活用した文理横断的・探究的な学びを強化する学校に対し、文科省が経費を補助する取り組みです。
本校では、今年度中に必要な環境整備[Digital Lab]の設置など]を行い、理系人財の育成に力を入れていきます。

文科省/高等学校DX 加速化推進事業(DXハイスクール)

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/shinkou/shinko/1366335_00009.htm
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