
近江兄弟社高校は、
実社会で活躍する幅広い知識を教養、
文化的素養を身につけた人物を
育成するための教育
「リベラルアーツ教育」を
推進しています。
それぞれのクラスが特徴を生かし、
新たに魅力的な取り組みに
挑戦しています。
そんな近江兄弟社高校の
魅力Best5を紹介します。
国際色豊かなICC、リーダーシップを育てるASC、地域に根ざしたGLC、生き方を考えるHNCと多彩なクラスがあります。
ICC在学中、仲良くなったスペイン、コスタリカからの留学生たちとは、今でも交流しています。異文化だけでなく、スペイン語に興味を持つきっかけになりました。彼女たちとの出会いは一生の宝物です。大学ではスペイン語漬けの毎日を送っています。今年は留学にも出かけます。「人との出会い」の大切さを知ったからこそ、語学への情熱と挑戦する精神が鍛えられたのだと思います。卒業後も、よくICCを訪れて、後輩たちと話をします。先日、遊びに行ったときには、スペイン語を話す後輩がいて、うれしくて、彼女のバスの時間が来るまで話し込んでしまいました。機会があればまたスペイン語でお話ししましょう。みなさんにもICCでいろいろな出会いを楽しんでもらいたいと思います。
関西外国語大学スペイン語学科
A・S
みなさん、コロナ禍の状況で不満に思っていることや困っていることはありませんか?
「~できない」「~するのは嫌だ!」というネガティブな思いがたくさんあるのではないでしょうか。ASCの学びでは、「できない」を「こうしたらできる」と前向きにとらえなおす姿勢を身につけています。これがなければ、どんな問題も解決できません。とはいえ、姿勢が変わるだけは問題は解決しません。正解のない困難な問題を解決するには、自分で調査して情報を得て、さまざまな考え方を持つ人々と頭を突き合わせて考え抜くことが必要です。また、一緒に解決策を考え抜く人たちを仲間として受け入れることも大切です。
ASCでは、「誰とでも協働できる」ということを大切にし、多様な意見が出やすい環境をつくることで、予測できないさまざまな問題に対応できる力を養っています。
瞬発力を磨く!
GLCは「体験」「経験」を重視した取り組みがあります。「まずはやってみる!」この言葉を合言葉にチャレンジの日々を積み重ねています。G-challengeは、1,2年生合同で月に1回行う取り組みで、チアダンス・映像作成・オールスポーツなどのteamがあり、学年を超えてGLCの繋がりが生まれる時間となります。
「未来塾~仕事のリアルを知る~」という取り組みは、様々なお仕事に就き社会で活躍されている方を講師に招き、働くことを自分事として捉える大きなチャンスとなります。
自分の未来に夢を抱き、大人になることに憧れが育つことは、GLCの生徒の様々な分野の進路選択に繋がっています。
学ぼう、楽しもう、助け合おう!
- 生徒の力で創る一泊研修 -
HNCでは、1年生の10月(後期スタート)に一泊研修を実施しています。一泊研修の目的は3つ。①生徒達の力でみんなが楽しめる企画を実践すること、②創立者の願いである「平和の使者」を目指して2年生で実施される海外研修旅行の準備をスタートすること、③集団生活の楽しさや助け合いの心を学ぶことです。
単位制課程では生徒の自主性の育成に力を入れています。一泊研修実行委員会が立ち上がったら、持ち物やルール決め、当日のレクリエーション、しおり作りまで生徒の力で進めていきます。反省会まで終えたら学んだことを後期の学校生活に生かしていきます。参加するまでは不安でいっぱいだった生徒も、友達の優しさに触れ後期からの学校生活への決意を固める場にもなっています。
「私のやりたいことは何だろう」
将来どのような人生を送り、どのように社会に貢献するのかを考えるキャリア教育を進めています。
ヴォーリズアワーは「総合的な探究の時間」。2017年から始まったこの授業では、創立者ヴォーリズの生き方に学び、人生をよりよく生きるための「キャリアアンカー」をもつために、いろんな取り組みを行います。
1年生は課題型プロジェクトフィールドワーク「八幡学」に取り組みます。9つのテーマに分かれ、現地でインタビューを行い、グループで発表します。地元の歴史や文化の魅力を再確認し、課題を解決するための方策を考えて、ふるさとの魅力を発信しています。
高大連携教育の一環として、文理選択を控えた1年生、志望校を決定する2年生を対象に、模擬講義と大学紹介を組み合わせたセミナーを実施しています。大学の先生方をお招きし、大学での講義を実際に体験することを通して、各々の進路に向けての思いを強くする取り組みです。
2年次11月に、韓国、中国、香港、台湾、マレーシア、シンガポール、タイ(国際コミュニケーション科は2週間のオーストラリア語学研修)のコースから選択し、小集団での研修旅行を行っています。「現地の連携校との交流」「ホームステイ」「平和学習」…普通の旅行では体験することができないものがたくさん詰まっています。
言葉の違い、文化・習慣の違いと出会う中で、世界の一員として、“日本”という国を外から見る経験はとても大切です。
2020年度は世界的な直接的な交流が少なくなりました。しかしこれを変革のチャンスと捉え、21世紀の交流を進めました。
ICT機器を活用し、姉妹校との関係を生かした取り組みはお互いの今を確認し合える場ともなりました。写真は台湾の衛理女子高級中學とのオンライン交流の様子です。お互いの国における社会課題について研究発表し合いました。近い将来に直接出会い、お互いの訪問が再開することを願うばかりです。
生徒会やインターアクトクラブ、ボランティアなど生徒の自主的な活動を活発に行っています。
自ら考え、自主性をのばす
皆さんインターアクトクラブはご存じですか?滋賀県に3、日本に550、世界に7000以上ある世界的なクラブです。このクラブは、地域貢献と国際理解をテーマに自分たちで活動を企画・運営するクラブです。簡単に言うと自分たちの「やりたい!」を形にするクラブです。今年度の具体的な取り組みとしては、様々な団体の活動へボランティアとしての参加、近江八幡駅前イルミネーションの企画・設置、SDGsカフェの企画・運営などを行いました。これらの活動は地域の方たちと出会いの場となり、たくさんの繋がりが生まれ、自分の進路デザインを考えるきっかけとなります。皆さんもインターアクトクラブで自分の「やりたい!」を見つけてみませんか?