「虹隣祭」は近江兄弟社高校の学園祭の名称です。「虹隣祭」とは「一人ひとりの個性」と「隣人を愛する志」のもとに様々な色を創りだそうという想いで名づけられました。約1200人の全校生徒が縦割りの団編成を行い、団長をリーダーとして、体育の部・文化の部でそれぞれの団とクラスが個性溢れる表現で競い合います。4月に団開きを行うと、6月末の虹隣祭当日までに、打ち合わせ→計画→実践→打ち合わせの試行錯誤を繰り返します。その中で困難の壁にぶつかることもありますが、みんなでそれを乗り越えて高校生活に新たな1ページを描いていきます。
自分たちで積極的に新しい企画に挑戦していきたい決意を込めて『進取果敢』をテーマにしました。
今年度新たな企画で苦労もありましたが果敢に取り組み、これまでの伝統を受け継ぎながら前進したと実感しています。
虹隣祭・体育の部は団が一丸となって取り組みます。今年度は玉入れ・八の字跳び・障害物競争・部活対抗リレー・借り物競争・団対抗リレーの各種目で熱戦が繰り広げられ、熱の入った応援やユニークなパフォーマンスで会場が一体となって大いに盛り上がりました。そして近江兄弟社高校名物の団アピールは団活動の集大成として大注目の演目です!ひな壇を使用したパネル演技やダンスなど息の合った演技とともに、皆で声を上げてさらに迫力が増した団アピールとなりました。
虹隣祭・文化の部はクラスが一丸となって取り組みます。今年度は、1年生は参加型展示、2年生は演劇発表と演劇展示、3年生はコンセプトカフェ、全学年でクラス PR 動画の作成に取り組みました。クラスの仲間と試行錯誤しながら準備を進め、本番当日ではその成果を大いに発揮してクラスの仲間と喜びと達成感を共有できました。また有志発表、部活発表・展示では個々の特技、取り組みを大勢の前で披露して大いに盛り上がっていました。今年度も地域の飲食店さんに協力していただいたマルシェ企画は事前注文から大盛況で、普段と違うランチを満喫できました。今年度の文化の部は昨年度までの取り組みと異なることが多く、苦労もありましたが、その分楽しみや喜びは増していたと感じました。新たな一歩となる文化の部となりました。
今年は「誰1人として取り残さず楽しめる虹隣祭」を目標に、日常の高校生活から飛び出し、体育の部・文化の部ともに個性と笑顔で溢れる虹隣祭を生徒会執行部や在校生だけでなく、留学生も巻き込んで創りあげることができました。
練習期間から虹隣祭当日までの約2週間、体育の部では先輩・後輩の垣根を越えて団でまとまり協力し合う姿を、文化の部ではクラスで試行錯誤しながら進んでいく姿を見ることができました。生徒会執行部では虹隣祭の核となる企画・運営を12月頃から本格的に取り組んできました。時に様々な問題にぶつかり苦しい時期もありましたが、虹隣祭の成功と生徒全員が楽しめるようにと強い決意をもって乗り越えてきました。虹隣祭期間では生徒から「楽しい!」「ありがとう!」など沢山の声を聞くことができてとても嬉しく、今後の糧になりました。
近江兄弟社高校の生徒はどんなときも協力し合い、また全力で楽しむことができます。この虹隣祭期間を通して得た経験は一生の宝物になると思います 。中学生のみなさんもここで一緒に最高の虹隣祭を創りませんか!?楽しみに待ってます!!
高校最後の虹隣祭で私は団長としての経験を通して自分を大きく成長させることが出来ました。「去年の団長をやってた先輩かっこよかったなぁ、俺もやってみよっ」という感覚で団長になってみたものの、去年の私では想像できない程の大変さがありました。団長である私を含め副団長と団幹部だけでなく3年生の仲間にも手伝ってもらいながら1団250人ほどで作る団アピールは、準備から練習、そして本番まで、大変という言葉では収まり切らないほどの大変さでした。それでもその分完成したパネル演技やダンスを見た時と、当日全員でやりきった時の感動は、これまでの人生で経験したことのないものでした。団アピールでは良い結果は得られませんでしたが、体育の部での競技や団旗での頑張り、そして文化の部での1、2年生の活躍もあり総合優勝を獲得することが出来ました。大変なことも多くありましたが、1つの団を団長という立場で総合優勝まで導けたことは私の人生にとって貴重な体験になりました。みなさんありがとうございました!