「新しい学園のカタチを求めて」
社会は激変し、あらゆる組織(システムも)が改革を迫られる中、「学校(教育)は一番遅れている」と批判されます。教育(保育)という仕事は、変えてはならないことが多い営みですが、必要な改革をやり抜く勇気も持ちたいと思います。
私学が大切にしなければならないキーワードは、「自主性」と「公共性」です。今年度より「高校授業料無償化」がスタートし、私学に通う高校生にも45万7200円を上限に授業料支援がなされます。今後、私学は大きくそのカタチを変えるでしょう。公的資金による支援が拡大されるわけですから、本学園も、今まで以上に「公共性」を高め、地域と連携し、地域にとってなくてはならない私学とならなければなりません。
一方、この支援は学園への「補助金」ではありませんから、「自主性」もこれまで以上に発揮したい。私学の「自主性」とは、時代が如何に変化しようとも守り続ける「建学の精神」であり、新しい時代を牽引する「進取の気風」に裏打ちされた「主体性」です。
現代社会には「答え」が容易に見つからない困難な課題が山積みです。温暖化などの自然環境問題、少子化などの社会環境の変化に加え、戦火が止まず、人間のいのちや尊厳が傷つ々数えればきりがありません。
今、求められる学びは、教員が発した問いに、適切な「答え」をすることが求められるといった従来型の学びではなく、自ら問い、考え、仲間と学び合う探究型、共同型の学びです。
設計変更等で遅れていたラーニングコモンズ建設工事も、ようやくスタートしました。新校舎を中心に、キャンパス全体を新しい教育のステージとして、さらに全学園をつなぐコモンズ(共有地)として整備します。必ずや「リアルに集まる価値」が最大化されるキャンパスを創り上げます。
守山から東近江にかけて6園に拡がったこども園・保育園に加えて、同時進行中のプロジェクト(ハイド記念館を活用した「ヴォーリズミュージアム構想」、浅小井校地を活用した地域交流拠点作り「ヴォーリズみらいビレッジ構想」)を合わせて、1年後にはヴォーリズ学園の新しいカタチが見えてくると思います。どうぞご期待ください。