近江兄弟社中学校
クラブ指導ガイドライン

はじめに

本校では、「自己統制力のある自由人の育成」「独立自主、創造力に富む人の教育」「愛と信仰をもった、知性豊かな国際人教育」を教育目標に掲げています。クラブ活動を通して、自分の興味関心を大切にし、自らの目標達成に向けて今何をすべきか、どう取り組むかを考え、実行する力を育みます。また、興味関心を共有する仲間と協力し、切磋琢磨し互いに高めあいます。異年齢との交流の中で、生徒同士や教師、指導員等との好ましい人間関係の構築を図る中で協調性やコミュニケーション力を育み、多様性を理解し互いを認め合う心を育みます。このように、クラブ活動等の課外活動においても本校教育が目指す資質・能力を育む大切な学びの場として位置付けています。

クラブ活動の目的

クラブ活動により、生徒が生涯にわたってスポーツや文化・科学に親しみ、社会の中でよりよく、豊かに生きるための資質・能力の基盤を育むことを目的とします。したがって体力や技能の向上を目指すことのみに偏るのではなく、適切な指導や支援によって、仲間と協力したり、切磋琢磨したり、一人ひとりが充実感や達成感を実感し、帰属意識、自尊感情を高められる活動を目指します。

クラブ活動のあり方

成長著しい中学生期にふさわしい適切な指導を計画的に行うとともに、体罰や暴言、ハラスメントの根絶を徹底し、安全で安心な指導の徹底と活動環境を整えることが重要であると考えます。

指導と体制

  • 生徒の自主・自治の力の育成に努めます。
    • 個々に目標を持たせ、自主性を育成します。
    • 互いに叱咤激励できる雰囲気を作り、質の高い集団づくりを目指します。
  • 生活規律の指導(しつけ)の機会と捉えます。
    • 時間を守らせます。(遅刻をさせない。下校時間を守らせる。)
    • 練習の服装に注意します。
    • 不要物の持ち込みは禁止します。
    • 練習場所・更衣室の使用について、また片付けについても指導します。
    • 挨拶や話の聞き方などにも注意します。
    • 貴重品や携帯電話は顧問の責任のもと、適切に管理します。
    • 部室の利用は、顧問の許可のある場合を除いて、活動時間に限ります。利用方法について、各部で指導します。ルールが守れない場合は使用禁止とします。
  • 民主的な運営にあたります。指導における暴力および暴言は絶対排除します。また、安全で健康的、活動的なクラブ活動を推進します。
  • 学習、学級活動、生徒会活動との両立を促します。
    • 生徒会定例委員会のある日のクラブ活動は停止します。
  • 生徒の健康状態に留意し、過度な練習に注意します。休養日を適切に設けます。
    • クラブ活動の時間は、火曜から金曜の放課後とし、最終下校時間は17時30 分とします。月曜日は休養日及び学習日とし、クラブ活動は停止とします。
    • 朝練習は自主練習とします。顧問と保護者の許可がある場合のみ、7時20 分から8時00分の時間帯で認めます。
    • 土曜日及び休みの日に活動ができます。日曜日は原則として休養日としますが、大会等活動が必要な場合は「活動許可願」を提出し、校長の許可を得ることとします。
    • 顧問は月毎に月間活動計画表を生徒部に提出します。(毎月初め)
      長期休暇中の活動も学期中に準じた扱いとします。計画表を提出し、校長の許可を得ることとします。
  • 保護者との連携
    • 年1回以上の保護者会の開催を原則とします。