11/25(金)のLHRでは、本校の生物科教員である西村律子先生を講師にお招きし、性教育を行いました。先生はまず、「恋愛と性について、刷り込みや思い込みはないですか?」「好きになったら、告白→つきあう→SEX」というふうにしないといけないと思い込んでいませんか?と問われました。つぎにいのちの始まりについて考えました。法的には出産の時だけれど、生物学的には受精の瞬間と考えられており、お腹の中の胎児の映像も見せていただきました。「恋愛感情や性的欲求に罪悪感を持つのは間違い。けれど、いのちにつながる大切なことだから、間違いのないように」と話されました。
旧約聖書の創世記2章24節「こういうわけで、男は父母を離れて女と結ばれ、二人は一体となる」という箇所を用いて「①自立して ②結婚のあとに ③一体となる」べきであるということを教えていただきました。また、女性は妊娠したらオスをつなぎとめておきたいもの、男性はできる限り多くのメスと交尾しDNAを残したいものである、だから性交渉を持った後の男女は違うということについても、生物学的な観点から考えることができました。
【 生徒の感想 】
☆いのちを大切にするということは、自分を大切にすることだと思う。自分というよりは「自分を生まれさせてくれた父と母」とも言えるかもしれない。自分を大切にするというのは、けっこう難しいので、まずは両親から大切に思い、そして次にその両親の子どもである自分を大切にするのが良いと私は思う。
☆自由と責任はセットという言葉が心に残りました。恋愛だけに限らず、選択するときには自分と相手の両方の立場に立って考え、責任を持って選択することがいのちを大切にすることにつながると思います。
☆大人になれば自由に恋愛し、行動できますが、その前にこのような内容が聞けて良かったです。自分は責任のとれる大人になりたいと思いました。
☆生物学に聖書、また実際のデータを用いて詳しく講演してくださり、大変わかりやすかった。より恋愛や性について理解が深まった気がする。
☆今日の話を聞いて、急いだ恋愛は良くないなぁと思ったので、ゆっくりと自分にあう相手を見つけていけたらなと思いました。