聖書やキリストの教えを学び、
ひとりの人間としての成熟を
目指します。
ヴォーリズ学園のはじまりは、ヴォーリズが自室で開いたバイブルクラスとそこに集った生徒たちとのふれあいの時間です。バイブルクラスは、聖書の学びを基礎として、「どのように生きるのか」「どのような倫理観をもつべきか」「社会に対して何ができるのか」ということを考え、語り合う場でもありました。ヴォーリズが作詞した本校の校歌には、「青年期のはじまりを、ここ近江兄弟社中学校で過ごす中で、永遠の真理を身につけさせてください」という神への祈りが込められています。中学生としての時間、青年期のはじまりを過ごす空間、多くの出会いと気づきの中で、豊かな人間性、永遠の真理を育む時間を過ごしてください。
礼拝
毎年12月に「クリスマス礼拝」を行います。
クリスマス礼拝は、イエス・キリストの誕生を学び、祝う祭典です。本校では、毎年12月にヴォーリズ平和礼拝堂にて、午前にページェント、午後に賛美礼拝という2部構成で行います。ページェントとは、キリストの降誕物語を舞台で表現するものです。100名を超える生徒が6つの役割を分担し、みんなで一つの舞台を創り上げます。賛美礼拝では、クリスマスメッセージと全校生徒によるハレルヤ合唱の賛美でクリスマスを祝います。
毎朝10分の礼拝から、一日が始まります。
礼拝は、感謝と祈りをささげるだけでなく、心に残った聖書の言葉や自らの考えなどを語ったり、同級生や先輩の言葉に耳を傾ける大切な機会でもあります。せわしい朝に心を静め、多くの気づきを得ることは、将来にわたり自分を支えてくれる学びの礎となるはずです。
聖書の授業
週1回、「聖書」の授業があります。
「聖書」は、世界で最も多くの方に愛読されている書物です。信仰の対象としての聖書を理解するだけでなく、西洋文化・芸術の根底となる聖書、思想や倫理観の基礎となる聖書など、さまざまな観点で聖書を読み解きます。また、3年次には「卒業レポート」として、聖書の言葉を参考に、自らの考えを2,000字程度のレポートにまとめ、発表する機会を設けています。
社会への奉仕
「地の塩・世の光」となる活動に
取り組んでします。
本校の学びは、机上での学びだけではありません。学校行事や生徒会活動に加え、ボランティア活動も積極的に行っています。教室の外に出て、誰かのために自らの賜物を生かす機会が「地の塩・世の光」活動です。これは社会貢献を目指してさまざまな活動を行った、創立者ヴォーリズのこころざしを受け継ぐ本校の文化でもあります。