
学びの特色
豊かな学びの環境で基礎学力をしっかりつける
自ら学ぶ意欲を身につけるきめ細かな学習指導
本校では、一時間一時間の授業を大切にして、中学校での学習内容の100%理解をめざすために、きめ細かな学習指導を行っています。知識の習得のみにとどまらず、疑問を追求し、自ら学ぶ意欲を養います
自ら学ぶ意欲を身につけるきめ細かな学習指導
本校では、計画的な学校生活を送るために、1年間を5つの区切り(term)に分ける「5term制」を導入しています。 一般の3学期制よりも充分な学習時間を確保できるだけでなく、生活面や学習面でもメリハリをつけることができ、充実した 学校生活を送ることができます。
各教科の学習内容や指導計画、評価方法などが記載されたシラバス(年間指導計画)の冊子を活用するとともに、それぞれのterm(ターム)ごとに実施される定期考査の結果や、2termごとに出される観点別学習状況の結果から、学習状況をしっかりと把握することができます。
2014年度スケジュール
学期 | 区切り | 定期考査 | 成績関係 |
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term1 | 4/7~6/13 | 第1回定期考査(5教科) 6/3・4 | 定期考査点数 |
term2 | 6/16~7/18 | 第2回定期考査(5教科) 7/8・9 | 定期考査点数 観点別学習状況 |
夏休み | |||
term3 | 8/26~10/23 | 第3回定期考査(8教科) 10/9・10 | 定期考査点数 前半成績(評定) |
term4 | 10/29~12/19 | 第4回定期考査(5教科) 11/27・28 | 定期考査点数 観点別学習状況 |
冬休み | |||
term5 | 1/7~3/20 | 第5回定期考査 ◎1・2年(8教科) 3/2・3 ◎3年(8教科) 2/10 ~13 |
定期考査点数 年間成績(評定) |

シラバスは年度はじめに全員に配布されます。その内容は、 全教科の教科方針や目標、評価方法とその基準、termごと に学習する内容や使用される教材、実施される小テスト、観 察・実験などが細かく記載されています。。
社会の学び
3年間の授業を通して「ニュースがわかる、新聞が読める」中学生を目指します。- 各教室に設置されたプロジェクターを利用して、デジタル教材やDVDなどを使いながら、映像から学ぶことで、よりイメージを深められる授業を展開しています。
- 2年次の沖縄研修旅行にむけての事前学習として、新聞を使った「沖縄レポート」や「滋賀県」を紹介する新聞作りなどにも取り組んでいます。
- 単元ごとに「小テスト」・「中テスト」を行い、学力の定着を確認します。
- 3年生は、入試対策として演習問題にも取り組んでいます。
- 夏休みには、学習会で発展的な内容を学んだり、フィールドワークを行います。
- 学ぶ喜びを知る牧野 有里子(笠縫東小学校出身)
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私はもともと学ぶことは苦ではありませんでした。それに加えて、この近江兄弟社中学校では「学ぶ喜び」を知ることができま した。
社会では映像を用いた授業があり、教科書だけでは分かりづらい内容を把握したり新たな疑問に出会うこともあります。それ を先生に尋ねたり、調べたりすることでさらなる学びを深めることができました。授業の中で政治や経済など今の社会の情勢 に触れることもあり、新聞やニュースにも関心を持つきっかけとなりました。
自分の学習の定着度をはかる定期考査はtermごとに五回行われます。様々な試験に対応できる問題ばかりなので、基礎か ら応用力まで幅広く身につけることができました。私は定期考査の二週間前から教科ごとに細かな計画と目標点数をたてま した。さらに一週間前から毎日の勉強内容を記録し、準備をして当日に臨みます。こうして自発的にテストに向かう習慣が確 立していったのだと思います。そして最も学んだことを定着させたと感じるのが、テスト後の直しです。テスト前に立てた計画 や、実際に返却された答案を見て、自分に足りなかったところを見つける時間が設けられています。
私はこの作業で、一度行ったことを見直し、改善策を見つけることの大切さを教えられました。この中学校で学んだ内容や目 標に向かう方法を、これからの学びや生活につなげていきたいです。
数学の学び
『数が苦』ではなく『数楽』を!!- 数学を仲間と学び合う中で、解く楽しさ、答えを導き出す楽しさをみつけ、力のつく授業を展開します。
- 演習にも多くの時間を費やし、特に3年生では、週に1時間「数学演習」の時間を設け、習熟度別授業を行っています。レベルを上げながら繰り返し解くことで、苦手意識をな くし、「わかった」「そういうことか」を仲間と共有する時間としています。
- 夏休みには、数学検定の対策講座を実施しています。卒業までに3級取得を目指し、高校生レベルの難易度の高い級にも挑戦します。
- 単元によってグループワークや発表授業を行ったり、メディアルームにて、グラフソフトを利用した関数の学習に取り組んでいます。
- 数学検定 ・卒業までに、3級取得を目標。
- 習うのではなく学ぶこと影山 皓汰(金田小学校出身)
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数学では、物事を順序付けて考えることができるようになりました。いきなり答えはわからないけれど、一つ一つ順番にやって いけば答えに辿り着くことができ難しい問題にも取り組めます。3年生になると数学演習があります。問題をより早く、より簡 単に解く方法を教わりました。この学校では、ただ計算をする、答えを出すという数学を「習う」のではなく、なぜ数学という学 問が生まれたのか、などの数学を「学ぶ」ことができました。だから今まで以上に数学を好きになることができました。また、パ ソコンに興味があった僕としては、情報の授業が印象的でした。パソコンの操作方法についても学びますが、情報化社会に おけるパソコンの利便性、そして危険性についても考えさせられました。メディアルームは情報だけでなく、聖書の授業でも文 章を打ったり、数学の時間にも使うので、情報で習ったことはいろいろな場面で役立ちました。
理科の学び
『実験や観察を通して『観る』・『知る』ことから『考える力』を育む授業を展開しています。- 充実した実験設備・器具を使って、一人ひとりが目的意識をもって実験・観察ができる授業を行います。
- レポート作成によって、学習の振り返りや科学的な見方や考え方を養うこと、また実験や観察を通して仲間と協力して授業を作っていく姿勢を養うことを 目標としています。
- 基礎から発展まで、幅広い学習内容に加え、単元ごとに問題演習の時間をとり、実力アップを図ります。
- 3年生は、冬休みまでに教科書を終え、その後は問題演習を中心とした授業を展開し、入試に対応する実力を養います。
- 夏休みには、普段の授業ではできない実験や入試対策にも取り組みます。
- 理科の授業では、一人ひとりが操作をし、観察ができるように顕微鏡80台、双眼顕微鏡40台などの実験器具を揃え、生徒が主体的に学習活動ができる環境を整えています。
- いろいろな角度から学ぶ濱邉 理玖(北里小学校出身)
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この学校には、文武両道を実現する環境があります。
僕は、サッカー部に所属していました。熱心に部活動に取り組む雰囲気があり、僕自身も刺激を受けて夢中になれました。毎 日の練習、そして試合なども楽しく、特に公式戦で県大会ベスト8に入れたときは、言葉にはできない充実感を得ることができ ました。学習面でも、仲間と一緒に学ぶことができます。また先生も色々な角度から学ぶ楽しさを教えてくれます。たとえば、理 科の授業では、教室で学んだことを、理科室で実際に実験し、確認する機会が多く、深く理解する手助けになりました。
英語の学び
聞くこと・話すこと→読むこと→書くことへと学習を深め、英語を使って考えていく力をつけていきます。- 英語を『ことば』としてとらえ、どんどん使うことによって上達を目指しているので、教科名をEnglish Communication(EC)としています。
- ECⅠでは、教科書を中心に授業を展開しています。音読をしたり、プリントを利用した反復学習で着実に基礎学力をつけるのと同時に、電子辞書の活用、英作文の添削、 英語暗唱等にも取り組んでいます。
- ECⅡでは、クラスを半分に分けて、ネイティブの先生と学習をします。生きた英語にふれることができ、ECⅠで学んだことの実践の場になっています。留学生や外国からのゲ ストが授業に参加することもあります。
- 夏休みには英語検定の対策講座を実施しています。
- 英語検定 ・卒業までに、3級取得を目標。
- 少人数ハーフサイズでの英語授業/英語では週に1時間、クラスを半分に分けてネイティ ブの先生と学習します。少人数の良さを最大限に生 かし、ネイティブの先生を相手に英語をどんどん使 い、英語に慣れることにより、生きた英語力をしっかり身につけることができます。
- 目標は国際人母利 万葉(城西小学校出身)
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中学校ではじめて英語を話したのは、英会話の授業でネイティブの先生とあいさつをしたときです。緊張して、ほとんど話せな かったことを覚えています。その時に、「もっと英語を話したい」と強く思い、それが中学校での目標になりました。 英語の授業は、単に文法を学ぶだけではありません。授業では、英語の歌や映画に触れることや、ネイティブの先生と交わる 機会が多く、コミュニケーション力を養う機会がたくさんあります。
英語により深く関心を持ち、学ぶ気持ちを強めてくれたのはイギリスへの短期留学でした。短期留学の経験は、二つのものを 教えてくれました。一つは、英語をもっと学ばなければならないということ、もう一つは、人に伝えるためにもっと学び、もっと経 験しなければならないということです。
私の目標は「国際人」です。中学校の学びを土台として、さらなる学びを積み重ねていかなければならないと思っています。
国語の学び
国語から養う、豊かな生きる力- 「国語」「日本語」「国語演習(3年生)」の3科目に分け、目的に応じた授業を展開しています。
- 「国語」では、文章の内容を正確に読み取り、読解力を高め、物事を理解する力を養うとともに、課題作文やスピーチ、グループ討論、電子辞書を活用した授業展開によって、 語彙力を高め、豊かな表現力を養います。また、学園の図書館を活用したブックトークや読書指導を重視しています。
- 「日本語」では、日本語の文法の学習を通じて、幅広い分野の文章や作品を理解するための基礎を学び、言語力を養います。
- 「国語演習(3年生)」では、習熟度別授業を展開し、生徒の読解力に応じた授業をしています。「正しく読めば、必ず答えは導ける」をテーマに読解力を養うことを目的として います。
- 漢字検定・漢字検定は、卒業までに準2級取得を目標。(年2回実施)
- 国語力検定 ・2011年度より国語力検定を年1回実施。
- 夏期学習会には未知の学びがいっぱいあります。馬場 響(岡山小学校出身)
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夏期学習会では、建築デザイナーの教授による家のデザインを考える講座や、ヴォーリズ記念病院のホスピス訪問、またイカ の解剖実験など「行きたい!」と思える講座がたくさんありました。その中でもとても印象に残ったのは中国語講座です。
こんにちは。僕は馬場響です。15歳です。
たった5日間で簡単な自己紹介ができるようになりました。これをきっかけに自分の国の言葉もしっかり見つめなおそうと思 えたことで、国語の授業への関心も高まりました。国語の授業は先生がいろいろな話をしてくれます。ノートの下5cmほどは自 主学習スペースとして自分の意見や調べたことを書くのですが、頭が整理できてより興味をもてました。また、3年生の習熟度 別国語演習では、2ヶ月に1回テストを実施しクラスが変わります。努力次第で上のクラスに上がれることが勉強の励みにもな りました。

各フロアに連絡モニターを設置しています。時間割変更や委員会・クラブの連絡を確認します。自分でできることは自分でする自立した学校生活を支援しています。
夏期学習会
夏休み中の5日間(7月末~8月初)に普段できない理科の実験や実技科目の実習・通常授業にない内容の講義を実 施しています。もちろん学力伸長のための学習会や検定対策もあります。さまざまな内容の講義をとおして視野を広げるきっかけとしています。

- フィールドワーク(沖島で釣り・ボランティア活動、浅小井キャンパスにてカレー作りをして宿泊)
- アンニョンハングンマル(韓国の言語や文化について学ぶ)
- 生活にお花を(池坊学院から講師を招き、玄関や部屋に飾れる花の生け方を学ぶ)
- 中国語講座(中国の文化や言葉を学ぶ)
- 小さな建築家(建築デザイナーの講師を招き、建物のデザインを製図ソフトCADを使って図面にする)
- Summer Session Camp(関西学院大学と神戸女学院にて研修。浅小井校地にて宿泊し、近江兄弟社学園の 過去・現在・未来について語りあう)