本日でterm3が終業になります。
本校は一年間を5つのターム(term)に分けています。
そのうちの3つのタームが終わりました。
さらにterm3の終業は前期の終業でもあります。
生徒は成績通知票を受け取って、これから三者面談を行います。
前期をしっかり振り返って後期に向かいます。
生徒のみなさん、前期お疲れさまでした。
後期もより一層高みを目指して頑張っていきましょう!!
以下の文章は終業式の中で校長が話したものです。
term3の終業を迎えました。2025年度の前期の終業でもあります。これまでの取組、学びや経験 を振り返り、歩みを進めていきましょう。 さて、みなさんが歩みを進めていく道のりを「進路」といいます。この「進路」という言葉の意 味は「進むべき道」であったり、「人生の選択」であったり、さらには「目指すべき目標」と考え ることもあります。しかし「進路」という言葉は「選択」や「目標」に至るまでの道のり、「移動 して進む道」というのが本来の意味なのです。あえて「移動して」とあるのは、実際に自分の目で 見て、耳で聞いて、体全体を使って体験をすることが、歩みを進める道中では必要だからです。先日の文化祭で、J13の演じた「カラフル」ではそれぞれの色に良さがあり、役割があること、J33の演じた「マイライフ」では主人公が既成の人間型ではなく自分らしい7番目のスタイルを探す 決意をすることなど、どちらも「自分らしさ」をテーマとしていました。そしてそんな「自分」「目 標」に向かう道のり、「進路」をテーマとしたのがJ21の演じた「コンピュータランド オブ オ ズ」でした。劇のラストのシーンで、まだ目指すべき目標が見つからない主人公に、おじいさんは 「どんなに歩いても疲れない靴をあげよう」と言います。このおじいさんの言葉は、裏を返せば、「自分を知るために歩む道のり」や「目標を見つけるために歩む道のり」は、曲がりくねっていた り、アップダウンがあったり、時には引き返すこともあったりと楽な道のりではないことを示し、「探す」には長い道のりが必要なのだと言っているのだと思います。何事も歩くこと、体感するこ とで答えが出るのかも知れません。考えてみれば、決断の決め手となるのは、やはり失敗したことも含めて、経験に裏付けられているのです。にもかかわらず、私たちは頭の中で勝手に想像し、シミュレーションしてわかった気になって、いざ実際に行動したとき、現実とのギャップに戸惑うことが多いのです。経験を積み重ねることで、様々な知識やスキルを得ることができます。体を使って体験、学びを重ねてください。その時大事なのは、自分で決めて歩み を進めることです。今年度前期、みなさんはどんな経験をし、何を学びましたか。それらはあ なたをどう成長させましたか。一つの節目を迎えました。これまでの学びや 経験を振り返り、それらを活かして新たな一歩を踏み出せるよう心と体を整えてください。
