毎年、学園の木々が鮮やかに色づく気持ちのいいこの季節に中学3年生は近江兄弟社ひかり園へ保育実習に出かけます。
家庭科の授業で、子どもの心と体の発達や関わり方について学び、いざひかり園へ!
着替えを手伝ったり、絵本の読み聞かせをしたり、子ども達が危なくないように気をつけながら散歩したり…
始めは緊張気味の中学生ですが、園庭に入り、いざ子ども達を前にすると、もうそこには子どもの目線になり、ゆっくり相手に合わせて話をするお姉さん、お兄さんの姿がありました。
「着替えを手伝ってあげた子からもらった「ありがとう」という言葉。何か改めて「ありがとう」と言うことの大切さを学んだ。」「これまでは親側の気持ちは分からなかったけれど、この保育実習を終えて少し分かった気がする。」「2歳の時の記憶はほとんどないけれど、実習を通して自分にもこんな頃があって、周りの人に支えられつつも、自分でできることが増えていって今の自分がある。これからは、責任を持って生きていきたい。」
小さい子どものことを学び、触れ合う機会を得て、本当の子どもの姿、そして今の自分を見つめることができます。
きっと生徒たちのこれからの人生の大きな糧になったことでしょう。
たくさんの方々のお支えやお守りのおかげで実り多い実習ができたことに感謝いたします。