今日は、食堂から出火したという想定での避難訓練でした。訓練の目的は、第一に自身の身の安全を確保すること、第2にみんなで安全な場所に避難することにあります。みなさんはどうでしたか。最も早く点呼・報告ができたのは「A21」クラスでした。全体の点呼・確認は10分でできました。これは素晴らしいことだと思います。
政府の地震調査委員会によれば、太平洋沿岸、静岡から九州にかけて分布する「南海トラフ」による巨大地震の発生率は、今後30年間で60%~90%と予測されています。マグニチュードは8~9と言われています。
その際の滋賀県への影響ですが、震度は6程度と想定されています。最大約500人の死者、約10,000人の負傷者、約11,000棟の住家全壊が見込まれています。琵琶湖西岸にも活断層はあり、地震や津波は、決して海岸沿いの地域だけの問題ではありません。本校のアリーナも避難所に指定されています。
近年の大きな震災としては、1995年阪神淡路大震災、2011年東日本大震災、2024年能登半島地震などがあり、多くのいのちが失われ、被災者の方々が生まれました。
かけがえのない自分の命と大切な家族、友人、知人などの命をお互いに守っていくことが大切です。その姿勢や生き方は、日常の生活、人間関係の中で培われていくものです。日々の生活の中で、お互いの命やかけがえのない存在を大切にしていくことは、どういうことなのか、この機会に考えて行動していってください。
以上、講評といたします。