こんにちは、校長の春日井です。

「私学授業料無償化」の追い風と本校独自の取り組みなどによって425名というこれまでにない新入生を迎え入れることができましたことを感謝申し上げ、大切にしていきたいと考えています。この期待をしっかりと受けとめ、約束を果たしていく学園づくりを、教職員一同、生徒、保護者のみなさん方と一緒に進めていきたいと考えています。それは、近江兄弟社高等学校らしく、夢や希望・ワクワクをカタチにできる学園、楽しく学び深く問い続ける学園、進路選択に拓かれた学園、人間教育の場としての学園づくりをみなさんと一緒に進めることです。本校の生徒たちが持っている強みである「困っている人を助けたい、他者や社会とつながって自分らしく生きたい」といった願いをカタチにしていく場が学園にはたくさんあります。

思春期・青年期は、「第二の誕生」と言われます。

これは、もう一人の自分が自分の中に生まれるからです。もう一人の自分と向き合い、対話しながら様々なことを自己決定していく時期です。子どもの話を聴くという大人の関わりは、子どもが安心して自分と向き合うことを応援することです。そして、子どもの自己決定を応援してやることです。そのプロセスでは、「あなたは~すべき」とプレッシャーをかけるYOUメッセージではなく、子どもが頑張ったときの「お母さんはうれしい!、お父さんは誇りに思うよ」という一言や、「私だったらこうするかも」といったIメッセージを伝えることが励ましになります。

自己決定を応援するということは、一つには、自己決定のプロセスを一緒に考え、相談に乗っていくこと。二つには、自己決定の結果がうまくいっても行かなくても、応援し続けることです。進路のこと、部活のことなども、この先成長する中で、変化していくこともあります。

また、学校は失敗付きの練習ができて排除されない場所です。

一人ひとりはかけがえのない存在で、みんな幸せになるために生まれてきました。国際社会では、これをWell-beingと言います。心と身体と社会的なつながりのより良い状態と定義され、幸福と訳されています。人がつながって生きるためには、「誰かを助けてつながる」、「誰かに助けてもらってつながる」、「誰かと一緒にやりたいことを思いっきりやってつながる」の3つが大切です。人は助けてもらって、誰かを助ける力を身に付けていきます。この3つができるのが学校です。

成長のプロセスで、時にはいろんな葛藤やトラブルも起こりえます。一人で頑張り過ぎたり、自分だけを責めたりしないこと。助けてという援助要請力も大切な自立の力です。こうした関わりを通して、学校の中に、自分なりの居場所、人間関係ができていくといいですね。 こうしたことを、私たちは全力で応援していきたいと考えています。