学校長の春日井です。本日は、海外研修に関わる2年生説明会に、多数ご参加いただきありがとうございます。現在3年生の指定校推薦の学内選考が終了し、約半数の生徒が3年間の学びの成果を生かして、進路選択に臨んでいるところです。先日も学内判定会議をしていましたが、3年間努力を重ねてきた生徒たちの顔が浮かび、なんだか愛おしく思える時間になりました。引き続き、自己推薦、総合型選抜、一般入試など進路選択をめぐる取り組みが継続されていきます。こうした進路選択に際してポイントになるのが、間違いなく2年生での学びです。
この秋は、3年生だけではなく、1、2年生も含めて「放課後ゼミ」やトモノカイの「メンター学習室」の取り組みなどを含めて、学習に力を注ぐ時期にしていきたいと考えています。同時に、2年生を軸に新チームによる高体連・高文連の大会・発表会も行われます。そして、11月にはICC、12月には学年制、単位制の海外研修が行われ、2年生にとってはなかなか大変ですが、充実の時期となっています。
こうした学びと交流のために、現在中庭の奥では、ちょうど1年後の完成を目指して、恵愛館の新築工事が始まっています。これは、教室を増やすのではなく、ラーニングコモンズとして、地域や国際社会と連携・協働した学びや交流のためのフリースペースを創ろうというものです。「放課後ゼミ」や「メンター学習室」、探究型の学びの場として、部活動の発表の場として、また地域の方々や留学生、姉妹校などとも交流できるような場を創っていきたいと考えています。
本校は、国内で戦後いち早く海外研修に取り組んだ高校としての歴史を持っています。初めての修学旅行は、1969年でした。行き先は、まだ当時アメリカの占領下にあった沖縄でした。戦争と平和について考える修学旅行になりました。当時パスポートが必要でしたが、沖縄は1972年に日本に返還されましたので、行き先を韓国に変更し、日本修学旅行協会の記録では、この1972年の本校の取り組みが、戦後最初の海外修学旅行と明記されています。その伝統は、現在の高校2年での海外研修に継承されています。
在学中に海外研修ができるという経験は、現地校での交流などを通して国際的な視野を広げ、高校や大学などでの留学も含めて、次の可能性を広げていくきっかけになっていきます。逆に、海外からの留学生や働き手などを迎え、多文化共生を体現していく姿勢も身についていくと考えています。国際社会で求められているのは、競争人材ではなく共生人材なのです。保護者の皆さん方には、送り出していただくにあたり、様々なご心配などもあるかもしれませんが、教職員、旅行社も含めて、下見を含めて現地と丁寧に連携を図り、体制を整えて臨むよう準備をしていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
この機会に、一つお知らせがあります。11月7日(土)14時~、本校の中高合同PTA研修会が礼拝堂であります。今年は、私の友人である尾木直樹さん(尾木ママ)に依頼し、第1部尾木さんの講演、第2部尾木さんと私の対談を企画しています。テーマは、「中高生の発達と子育て-いま、子どもたちの世界は?-」です。近々学内サイトでもご案内をさせていただきますので、是非ご参加ください。