10/7(水)、今朝の放送礼拝では、この夏休みにカナダ・バンクーバーへの留学に参加した生徒が、現地での貴重な体験と心の成長について自身の言葉で語ってくれました。

出発前の期待とともに訪れたのは、到着後最初の3日間に感じた強いホームシックと戸惑いでした。
聞き慣れない英語と異なる文化の中で「自分自身の無力さ」を痛感する日々。
しかし、その心を解きほぐしてくれたのは、ホストファミリーの温かい料理と励ましの言葉、そして語学学校で出会った先生や友人たちの存在でした。
特に苦戦したのが発音の授業でした。舌の位置や口の形に悩み、何度も挫けそうになりながらも、根気強く寄り添ってくれた先生や仲間たちとともに練習を重ねました。
その過程で生徒が得た大きな気づき――それは「完璧な英語を話すことよりも、つたない単語一つでも自分の思いを伝えようとする姿勢がいかに大切か」ということでした。
失敗を恐れず積極的に言葉を交わす周りの姿に刺激を受け、自らも一歩を踏み出す楽しさを知っていきました。
放課後の街で出会った観光客への道案内では、焦りながらもスマホを手に必死に知っている英語を組み合わせ、無事に目的地へ案内することができました。
「ありがとう」という笑顔とともに返ってきた言葉は、英語というツールを通して誰かの役に立つことができたという、大きな達成感をもたらしてくれました。
■ 生徒のメッセージより(一部抜粋)
「留学を通して学んだ最大の言葉は、『人は一人では壁を越えられない』ということ、そして『未熟さを恐れずに一歩踏み出す勇気』です。
見知らぬ土地での困難は、多くの人々の支えによって成長の機会へと変わりました。
この経験を単なる思い出で終わらせず、これからの日々の学びに活かしていきたいと思います。
そして次は、私自身が誰かを支え、世界とつながる存在になれるよう、歩んでいきます。支えてくださった先生方、ホストファミリー、そして家族に心から感謝します。」
■ 国際センター長より
今回の放送礼拝を通して、語学力の向上以上に「異文化の中で自分と向き合い、他者と支え合いながら一歩を踏み出す逞しさ」を身につけて帰ってきた生徒の姿をとても頼もしく感じました。
本校の国際教育では、単に言語を習得することだけを目指すのではなく、多様な人々との関わりの中で他者を思いやり、自ら主体的に世界へと関わっていく姿勢(グローバル・シチズンシップ)の育成を大切にしています。
現地で温かく受け入れてくださったホストファミリーや語学学校の皆様、そして温かく送り出し支えてくださった保護者の皆様に心より感謝申し上げます。
本校では今後も、生徒一人ひとりが世界へ目を向け、互いに高め合える質の高い国際交流プログラム・留学プログラムを提供してまいります。