10月7日(水)、創立者記念礼拝を近江八幡文化会館で行いました。
神戸女学院理事長の内田樹先生をお招きし、お話を伺いました。
まず学校での学びについて「『知識や技能を身につけて就職市場で高く売る』ことを目的にするのではなく、自分の理解を超えたものが世に存在することを認め、その存在と対話をしていくこと」と定義されました。
その上で、ヴォーリズ建築は中に入ると空気間が全く違うこと、声の通りが良いこと、そしてミステリーゾーンがたくさんあることを教えてくださいました。たとえば図書館の隅のらせん階段を登ると、そこを登った者だけが見ることができる素晴らしい景色が広がっているそうです。「好奇心を持ってそこに勇気をもって踏み込んだ者だけが、新たな世界を見ることができる」という「学びの比喩」になっており、それはまさに「建築からのおくりもの」であると語られました。
また神戸女学院の卒業生は、「美の極限であるこのキャンパスに足を踏み入れると、学生時代の自分に帰ることができる」「キャンパスが自分の原点となっている」とよく話されるそうです。帰る場所を持っている人はどこまでも遠くへ行くことができる…わたしたちのヴォーリズ学園も、生徒たちにとってそのような場所になっていればよいなと願います。
内田先生の語りによってヴォーリズ先生の魅力を最大限に味わうことができた、充実した時間でした。
