4月から今日までの4か月間、1年の三分の一が経過しようとしています。みなさんにとってはどんな日々でしたか。今年は、初めて5月に校外学習を全学年で行いました。特に、1年生にとっては高島の湖畔での楽しい取り組みを通して、お互いに知り合ういい機会になったのではないでしょうか。そして、学校の中に、自分なりの居場所は見つかりましたか。2年、3年の生徒のみなさんも、4か月間を振り返り、「やりたいことがどのくらいできたのか、一緒にやりたいなと思う仲間はできたのか、自分の目標実現に向けた課題は何か」といった視点から、学習・進路、部活動などを含めて、夏休みの目標と課題を設定し取り組んでいってください。
また、6月~7月には、大きな行事として、虹隣祭が開催されました。体育の部は、5人の団長の選手宣誓に始まり、生徒会や部活動の担当スタッフによる運営は大変スムーズに行われました。団アピールや競技を通して、3年生のかっこいい姿に1、2年生は多くのことを学んでくれたと思います。文化の部では、生徒と先生が一緒に楽しんで取り組んでいる姿がいろんなところで見られていいなと思いました。そして、「テーマ・ストーリー・表現」を意識した取り組みによって、年々質的にも向上してきていると思いました。虹隣祭を通して、競い合った結果を超えて、学級、学年、全校が一つになっていくプロセスに触れて、みなさんの大きなエネルギーを感じました。大変だったけれども、楽しかったですね。
部活動では、6月に春の高体連、高文連の大会・発表会がありました。その結果、インターハイには、女子バスケット部、女子バレー部、シングルスで男子卓球部、個人総合で新体操部が出場します。現在夏の大会、近畿大会などを戦っている部も含めて、会場に足を運び選手の健闘を一緒に応援しましょう。2年生を軸にした新チームに移行している部のみなさんには、秋の高体連・高文連に向けたチーム作り、取り組みをこの夏休みに大切にしていってください。
さらに、本校独自の取り組みである花の日礼拝と学年制の1、2年生はこれからですが、平和礼拝が行われ、東日本大震災や広島での原爆などに関するお話を伺う機会がありました。また、世界各地で戦争が拡大している状況の中で、先日歌手で俳優の美輪明宏さんが、91歳で「ありがとう」と言い残して他界されました。美輪さんは長崎で10歳の時に被爆され、平和な世界と差別のない社会を願い続けてこられた方です。生前、次のような直筆のメッセージを残されました。
「こんな世の中を生き抜く武器は 愛の言葉しかありません この世のすべての問題を解く鍵は愛です 愛があれば 戦争なんか起こりません」。みなさんは、どんな「愛の言葉を」誰に伝えますか。一度考えて伝えてみてください。
この4か月の間にも、いろんなことを一生懸命する中でのトラブル、気持ちの行き違い、伝え方の不十分さなどのために、時には他者を傷つけたり、自分が傷ついたりしたこともあったのではないでしょうか。そんなときに、たとえば「ごめんなさい」「こっちもごめんなさい」「こんな気持ちだったんだよ」「わかったよ」「ありがとう」といった「愛の言葉」をお互いに交わしていけると、気持ちも楽になっていくと思うのです。そうして関係修復をしていくことが、美輪さんや私たちが大切にしている安心・安全で楽しい学校、平和の実現にもつながってくのではないでしょうか。
以上、終業にあたってのメッセージとします。